こんにちは。長浜春香です。
突然ですが、「NFT(エヌエフティー)」という言葉をご存じでしょうか?NFTとは、「Non-Fungible Token(ノンファンジブルトークン)」の略称で、日本語では非代替性トークンと訳されています。
2022年8月4日、インスタグラムにNFT機能の拡大が発表されたので、今回はNFTとは具体的にどのようなものかをご紹介します。
冒頭でもお伝えしたように、NFTとは「非代替性トークン」のことです。簡単にいうと、「替えがきかないもの」ということ。
たとえば、代替性があるものには通貨やポイント、クーポンなどがあげられます。
一方で、替えがきかないものにはサイン入りのシャツやイラストの原画、不動産の権利などがあります。
トークンとは、直訳すると「しるし」「証拠」「象徴」という意味で、ブロックチェーン技術を用いて発行される暗号資産の総称です。
NFTが登場する前までは、デジタル作品に価値はありませんでした。というのも、デジタル作品は簡単に複製やコピー、偽造によって量産されるからです。
そのデジタル作品に唯一無二の希少価値を与えたのが、NFTなのです。
5月に米国でテスト導入されていたデジタルコレクティブル機能が、今回日本を含む100カ国で利用できるようになりました。
デジタル作品を閲覧できるだけではなく、投稿することも可能です。
このデジタル作品はNFTの紐付けができるため所有権を証明し、かつデータの改ざんも防げます。
たとえば、NFT作品を販売した場合、販売日時や枚数などの情報がブロックチェーンに記録されます。取引が発生した場合は、取引相手の情報や価格などの情報も記録されるのです。
NFT作品はほかの人に転売することもできますが、そのルートも記録されます。これにより、データの改ざんを防ぐことができるのです。
利用する際は、NFTで利用しているサードパーティウォレットとインスタグラムのアカウントを連携します。
現在使用できるサードパーティーウォレットは、「Rainbow」「MetaMask」「Trust Wallet」「Coinbase Wallet」「Dapper Wallet」です。近日中に「Phantom」も対応すると発表しています。
ブロックチェーンに関しては、「Ethereum」「Polygon」「Flow」です。今後は、「Solana」も対応予定と発表しています。
今回追加されたデジタルコレクティブル機能により、ユーザーがお気に入りのクリエイターを支援できるようになります。また、クリエイター側はインスタグラムを通じて、収入を得るようにもなるでしょう。そのため、とくにクリエイターの方はぜひチェックしておきたい機能といえます。
以上、長浜春香でした。