地元の北海道では知らない人はいないと言っても過言ではない人気モデル・高田秋も、Instagramを多用する芸能人のひとりだ。
現在は上京し、モデルとして「東京ガールズコレクション」のランウェイを歩いたり、タレントとしてもテレビ番組などで露出を増やしている。
そんな高田は、投稿内容について「モデルじゃなきゃ味わえない世界を発信することが大切」と語る。華やかな世界に憧れた少女時代があったからこそ、彼女流のInstagramの使い方がそこにはあった。
――Instagramを始めたのはいつ頃ですか?
「2年ほど前だと思います。投稿のペースは平均すると1日1回くらいでしょうか」
――どういう内容を投稿しますか?
「その日の私服や自宅に飾っているアクセサリー、今日こんなご飯食べたよ、とか。何かひとつに特化しているわけじゃないですけど、共通するのは『プライベート』ですね」
――他のSNSとの使い分けは?
「Twitterは、どちらかといえば男性が見て喜んでくれる内容を意識しています。反対にインスタは、女性を意識しています。たとえば、ファッション関係はインスタに集中させたりとか」
――フォロワーのコメントもずいぶん違うのでは?
「はい。Twitterは男性のコメントが9割で、インスタは女性が大半です。インスタの場合は『その服どこで買ったんですか?』みたいな内容のものが多いです」
――コメントでうれしかったり印象に残っているものは?
「やっぱり『それどこで買ったんですか?』とか、質問系がうれしいですね。あまりに多いときはできませんが、答えられる範囲で返答しています」
――ファンと交流がもてるツールとしてはいかがですか?
「SNSのいいところって、すぐに反応が返ってくることだと思うんです。リアルタイムに近い感覚で交流ができるのはとても楽しいです。私、英語が苦手でよくスペルを間違えるんですが、それもすぐ指摘してくれる(笑)」
――Instagramのどの辺りに良さを感じていますか?
「ハッシュタグで検索できる機能はかなり重宝しています。たとえば、ネイルサロンに予約をしたけど、どんなものにするか何も考えていなかったとき『そうだ、インスタで検索しよう!』って」
――なるほど。
「部屋のインテリアどうしようかな? って思ったら『#インテリア』ですぐに検索してみたり。私、本当にモデルかなって思うくらいに使っています(笑)」
――撮影をする際にこだわっているポイントはありますか?
「女性らしい格好だけでなくスニーカーにスキニーデニムを合わせたような、カジュアルな姿もアップしていますね。敢えて笑わない顔で撮ったりなどもしています」
――これまで撮ったなかでお気に入りの1枚はありますか?
「北海道の小樽で撮った1枚です。やっぱり、地元・北海道はいいところです。モデルになる夢がなかったら、一生いたと思いますね。恋しいですけど…東京の生活も楽しい(笑)」
――Instagramは高田さんにとってどんなものですか?
「私はモデルの仕事をしていますが、インスタを通して勉強することが多いんです。たとえば、先輩モデルのアカウントをチェックして、今どんなものを使っているのか、何が流行っているのか、とか。だから、今なくなったらすごく困るものです」
――ちなみに、どんなモデルのアカウントをチェックしていますか?
「中村アンさんの私服のセンスがすごく好きで、よく参考にしていますね。中村さんは、バラエティ番組などいろいろな露出をしていますが、インスタでは私服に焦点を当てているんです。とても勉強になります」
――高田さんも日常の写真を多く掲載していますよね。
「そうですね。顔がよく撮れていなくても載せちゃいます。インスタはライフスタイルを伝えるツールだと思うので。私は北海道にいたころ、モデルの華やかな世界にすごく憧れていました。ですから、これは自慢でもなんでもないんですけど、モデルじゃなきゃ味わえない世界を発信することが大切だと思うんです」
――アッパーでおしゃれな世界をアカウント内であえて演出すると。
「そうです。どこのレセプションパーティに顔を出したとか、“モデルらしい”ものをあえてアップしています。『インスタで何が見たい?』って友だちに相相談してみたら、『自分では経験できない世界を見てみたい』と答えが返ってきて……、きっと多くの人がそうなんじゃないかって」
――いろいろと考えて使っているのですね。そんな高田さんは今後、どんな活動をしていきたいですか?
「マルチに活動できるタレントになりたいです。モデルはもちろん、バラエティ番組にも出たい。子供のころ、キレイな人が司会者にキツいツッコミを受けるのをテレビで『うらやましいなあ、いいなあ』って見ていたんです。私、実は大泉洋さんと同じ江別市内で育ったんですよ。いつか番組で共演して、『私も江別市の出身なんです』って言えたらいいなって思いますね」