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インスタ「ストーリー」は活用してる?参考にしたい企業活用事例5つ

インスタ「ストーリー」は活用してる?参考にしたい企業活用事例5つ
alert最終更新日から半年以上経過した記事です。

こんにちは。白石ふくです。
みなさんは、インスタグラムの「ストーリー」を使用していますか?
筆者は最近では、通常の投稿よりもストーリーをアップロードする機会の方が多くなっていると言っても過言ではないほど、ストーリーを愛用しています。ブーメランやスタンプなどのおもしろい機能が続々と追加されていることや、基本的には見たい人だけが見るようになっている仕組みなどがその理由。また、企業のストーリーを見るとストーリー限定のお得な情報が配信されていることもあるため、ついつい見てしまいます。

では企業のインスタグラムアカウント運用担当者のみなさんは、どれくらいストーリーを活用できているでしょうか。「これまでの投稿とは異なるため慣れないから」「新機能が追加されていて追いつかないから」などの理由で、なんとなくストーリーを活用しきれていない、特に使っていない!!という方も実は多いのでは?

そこで今回は改めて、特に企業のインスタグラムアカウントがストーリーを活用するメリットとは、について考えてみました。あわせてストーリーを活用している企業事例5つもご紹介しますので、企業のインスタグラムアカウント運用担当者の方はぜひ参考にしてみてくださいね。

インスタグラムのストーリーとは

インスタグラムのストーリーは、インスタグラムから2016年の夏頃リリースされた、通常のインスタグラムの投稿とは異なりアップロード後24時間が経過すると自動的にタイムライン上から消滅する、という機能です。
通常の投稿に比べて気軽にアップロードしやすいことや、以下でご紹介するさまざまなメリットなどから、プライベートではもちろん企業のアカウントでも50%以上がストーリーを活用している、という調査結果も出ています。

インスタグラム ストーリーズの展開から1周年を記念し、関連データを発表

ストーリーには続々と新機能も追加されていることも相まって、今後もますます盛り上がっていくと予想されます。そのため、企業としてもより活用していかない手はありません。

企業がストーリーを使うメリット5つ

さまざまなクリエイティブアイディアに挑戦できる

ストーリーは24時間で消滅して自動的にアカウントのアーカイブへ移動するため、通常の投稿に比べて少しクオリティの低い写真や動画などでも企業イメージを大きく損なう心配がありません。そのため、さまざまなアイディアに挑戦して、どのようなクリエイティブがフォロワーから高評価を受けやすいのかをテストすることもできます。

テスト結果を参考に通常のインスタグラムへの投稿やその他の広告、自社のWebページなどのクリエイティブを最適化させられる、無料でABテストができるというメリットがあります。

どれくらいのフォロワーが見たのかチェックできる

ストーリーには足跡機能が搭載されているため、どれくらいの数のフォロワーがストーリーを閲覧したのかを確認することができます。

またストーリーを誰が見たのかを把握することもできるので、自社に実際に興味のあるフォロワーはどのような層なのか、調査する際にも便利です。

自社のロゴなどをアプリのトップ位置に表示できる

ストーリーをアップロードすると、インスタグラムのアプリを開いた時に画面のトップ位置にアイコンが表示されます。アイコンに自社のロゴなどを使用しておけば、アプリを開いたフォロワーの目に留まりやすいですよね。

通常の投稿でももちろんタイムライン上に表示されますが、タイムラインの流れが早いことも相まって、ストーリーをアップロードするよりも確度が低下します。より高い確率でフォロワーに見てもらう手段として、ストーリーは有効です。

ストーリーからハイライトを作成できる

ストーリーは基本的に24時間で消滅しますが、アーカイブに移動したストーリーからハイライトを作成することもできます。

ハイライトを作成すると、ストーリーや通常の投稿を見て興味を持ってくれたフォロワーが自社アカウントのプロフィール画面を開いた時に、企業として「今」一番見せたい投稿やストーリーを「ハイライト」として抽出し、フォロワーへ見せられます。そのためフォロワーに対して、どのような企業なのかなどのメッセージを短時間で発信するツールとしても活用できます。

ハイライトの詳しい作成方法についてはFrigateの記事で以前ご紹介していますので、そちらを参考にしてみてくださいね。

「ハイライト」はプロモーションに有効!ストーリーから作成する方法をご紹介します!

期間限定キャンペーンを行える

24時間で消滅する、という特性を活かして、24時間限定のキャンペーンを行うことも可能です。

例えば、キャンペーンを行う前日に「明日ストーリーにて24時間限定のキャンペーンを行います」という告知を、インスタグラムの通常の投稿やTwitter、Facebookなどで発信します。
その際「ストーリーを見逃さないようにアカウントをフォローしておいてくださいね!」と一言添えれば、新規フォロワー獲得を見込むこともできます。当日、ストーリーを見たフォロワーのみ使用できるクーポンコードなどを発信すれば、期間限定キャンペーンを行うことができます。何人のフォロワーがストーリーをチェックしていて、そのうち何人が実際にクーポンを使用して購入に至ったのか、などを調査する際にも便利です。

ストーリーを活用している企業事例5つ

Starbucks Coffee

インスタグラムアカウントはこちら

インスタグラムに限らず、FacebookやTwitterなどさまざまなSNSを活用してプロモーションを行っているスターバックスでは、もちろんストーリーも活用されています。ストーリー動画だからこそ出せるシズル感を重視した投稿や、ハッシュタグを活用しているもの、季節限定商品のプロモーション動画、おいしいアイスティーの作り方動画など、フォロワーが見て楽しめることが重視されています。まさに王道のような活用方法ですので、まず最初に参考にするアカウントとしておすすめです。

maybelline

インスタグラムアカウントはこちら

世界的に有名な化粧品ブランドのメイベリンのストーリーでは、ただ商品を紹介するだけではなく、実際にモデルが使用している様子や商品の詳細な効能などを、視覚的に捉えやすい動画と簡単でインパクトのあるテキストを使用して配信しています。特に化粧品は、実際に自分に合うのか、どのような使い心地なのかなどがとても気になりますよね。ストーリーを通して、見ているフォロワーが購入に際して1番と言っても過言ではないほど気になる部分をしっかりとカバーしているので、購入後に「悪い意味でイメージと違った」というマイナスな印象を極力与えない、ということにも一役買っています。

juemi

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インスタグラム内で人気のあったインスタグラマーが立ち上げたオリジナルブランド「juemi」のストーリーでは、商品の紹介や着用イメージの動画をアップロードしていることはもちろん、現在一部のビジネスアカウントのみ使用可能な機能ではありますが「もっと見る」機能をいち早く取り入れてプロモーションが行われていました。この機能は、ストーリーを閲覧している際に「もっと見る」を上にスワイプすると、指定されたWebページへ遷移することができる機能です。この機能を使用するためには、ビジネスアカウントであること、少なくとも1万人以上のフォロワーがいること、などの条件が必須となりますが、利用条件をクリアしているならjuemiのストーリーを参考に活用してみては。

H&M

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ファストファッションブランドのH&Mのストーリーでは、撮影の様子や新商品の紹介、キャンペーンのお知らせなどに加えて、作り込まれたプロモーション動画も配信されています。多少クオリティが低くてもあまりブランドイメージに影響を与えないストーリーであえてハイクオリティな動画をアップロードすることで、ファストファッションとは言え高級感のある印象を与えることに成功しています。自社がどのようなターゲットに向けて情報を発信したいのか、よく考えられている例のひとつです。

Red Bull

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エナジードリンクを販売しているレッドブルは、ドリンクの販売だけではなく各種スポーツイベントなどを開催していることでも有名ですよね。ストーリーは、それらのイベントの様子を臨場感あふれる動画で伝えるツールとして活用されています。「TAP TO MOVE」や「SWIPE UP TO WATCH」など、ストーリー内に簡単なテキストを入れることで、ストーリーを見ているフォロワーの行動を自然に誘導している点もぜひ真似したいポイントです。

まとめ

ストーリーは、プライベートではもちろんですが企業のインスタグラムアカウントでも積極的に活用したいプロモーション手段のひとつです。通常の投稿では1日に何度も投稿をするとフォロワーのタイムラインを圧迫してしまい、かえって煩わしさを感じさせてしまう可能性もありますが、ストーリーであれば1日に何度投稿してもタイムラインを圧迫することないため、フォロワーにストレスを与える心配がありません。加えて、基本的にはストーリーはフォロワーが自発的に閲覧することで再生が始まるため、フォロワーの中でもエンゲージメントの高いフォロワーへアプローチすることもできます。

企業アカウントの約半数がストーリーを活用しているとは言え、実は活用できていない、という方も少なくないのでは。この記事を通してストーリーに魅力を感じたなら、少しずつでもはじめてみませんか?

以上、白石ふくでした。

この記事を書いた人

白石ふく

白石ふく

ライター歴4年、フォトグラファー歴6年、Instagram歴4年。 一眼レフで写真を撮影するのも、きれいな写真をみてその周りの情景を想像することが大好き。 インスタグラムに関する使い方や運営で役立つ情報を提供します。

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