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広告出稿をしようとなったけれど、なにを準備したらよいのかわからない!調べてもいまいちよくわからないー。
こういったことでお悩みのインスタグラム運用担当者のみなさん、こんにちは。白石ふくです。
2015年10月より、インスタグラムに誰でも広告出稿ができるようになったことを受けて広告出稿を検討している運用担当者の方も少なくないでしょう。
広告を出稿するにあたり、まずはどのような広告が出稿できるのか、必要な素材やフォーマットはどうなのかなどを把握しておく必要があります。
今回は、インスタグラムに出稿できる広告の種類とそれぞれに必要な要素、掲載場所、ターゲティングなどのインスタグラム広告の基本についてご紹介します。
これから広告出稿をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
限られた企業のみが利用していたインスタグラム広告ですが、2015年10月から運用型広告の提供が開始されました。
基本的な仕様は、インスタグラムを買収したFacebookに類似しています。
表示位置はタイムライン上のみで、課金方式はFacebookと同様に以下の3つとなっています。
・CPM課金:広告が1,000回表示されたら課金される
・クリック課金:広告がクリックされたら課金される
・CPI課金:アプリ広告に適用される。広告経由でアプリがDLされたら課金される
出稿方法については、frigate内の以下の記事にてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
インスタグラム広告は、iOS・Android端末でインスタグラムアプリをインストールしているユーザーに向けて配信されます。
パソコン上やスマートフォンのブラウザ上には配信されませんので注意してください。
インスタグラムに出稿できる広告の種類と形式について、ご紹介します。
・画像サイズ:1080×1080(px)
・アスペクト比:1:1 ~ 1.9:1
・説明分:テキストのみ、2,200文字以内
・注意点:画像内のテキストは20%未満に抑える
・予約する
・お問い合わせ
・ダウンロード
・詳しくはこちら
・購入する
・登録する
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・フォーマット:mp4
・解像度:720p以上
・アスペクト比:1:1 ~ 1.9:1
・再生時間:60秒以内
・ファイルサイズ:最大で1.75GB
・フレームレート:最大で30fps
・オーディオ:ステレオAACオーディオ圧縮、128kbps以上
・説明分:テキストのみ、2,200文字以内
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・推奨画像サイズ:1280×720px
・アスペクト比:16.9または4.3
・画像枚数:3~7枚くらい
・再生時間:最大15秒
・説明分:テキストのみ、2,200文字以内
・注意点:画像内のテキストは20%未満に抑える
・予約する
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・推奨画像サイズ:1080×1080px
・アスペクト比:1:1
・画像枚数:3~5枚
・フォーマット:jpgまたはpng
・ファイルサイズ:1枚につき30MB以内
・説明分:テキストのみ、2,200文字以内
・注意点:画像内のテキストは20%未満に抑える
・予約する
・お問い合わせ
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インスタグラム広告は、Facebook広告上で作成します。
Facebook広告とほぼ同等のターゲティングが可能です。
ターゲット設定オプションをすべて使用する必要はありませんが、地域・年齢・性別については必ず設定する必要があります。
地域
国や都道府県でセグメントすることができるだけではなく、市区町村や郵便番号でより狭い地域でセグメントすることができます。
性別、年齢
すべて、男性、女性のいずれかから選択可能です。
年齢については、13歳~設定できます。
カスタムオーディエンス
カスタマーリスト対象者やサイト訪問ユーザーなど、カスタマイズが可能です。
言語
使用言語を指定することができます。
ユーザー層
学歴や民族、ライフイベント、交際状況など、詳細なターゲティングが可能です。
趣味・関心
アクティビティやいいね!のページなどから特定される範囲のユーザーを指定することができます。
行動
電子機器の利用状況や購買行動などからターゲティングすることが可能です。
つながり
ここまでで選択したターゲット設定を満たしているユーザーの中でも、Facebookページやアプリなどで既につながっているユーザーのみに絞り込んで広告を配信することができます。
実際に広告を出稿している企業の事例5つをご紹介します。
ショッピングアプリ「GINI」のインスタグラム広告です。
上画像は静止画になっていますが、動画を使用したショッピングアプリのため、実際の広告も動画になっています。
スタイリッシュでモダンな雰囲気を感じさせる、高級感のある広告に仕上がっています。
航空会社スカイマークのインスタグラム広告です。
「沖縄に日帰り旅行をしよう」というような内容の広告になっています。
美しい沖縄の海の風景が見る人の心を掴んでいることもあり、広告にもかかわらずいいね!が800件以上ついています。
広告感を感じさせないクオリティに仕上がっています。
ブランド品の買取を行ってくれる、コメ兵のインスタグラム広告です。
上画像は静止画になっていますが、実際の広告は動画で表示されています。
ブランド品を簡単に売ることができる様子を、親しみの持てるイラストで表現しています。
「詳しくはこちら」だけではなく、広告をみたらすぐに査定が行えるように、URLも表記するという工夫が見えます。
化粧品「タカミスキンピール」のインスタグラム広告です。
「わたしの定番」という文面で、広告内容を自分ごととして捉えられるような工夫が見てとれます。
女性が思わず「かわいい」と思えるような写真が使用されているため、いいね!数も多くなっています。
女性のためのビューティーアプリ「minimo」のインスタグラム広告です。
アプリの広告ですので「インストールする」という広告が使用されています。
ハッシュタグが使用されていたり「無料あり」という文面などで、アプリをインストールしてみたくなるような工夫がされています。
Facebook広告と類似点が多く、詳細なターゲット設定などが特徴のインスタグラム広告。
運用型広告の導入で、誰でも簡単に広告出稿が可能になり、より効率的にアクセス数やお問い合わせ数などを増やすことができます。
しかし、どの広告においても言えることですが、ただ費用をかければ成果が得られるというものでもありません。
インスタグラムに広告出稿をするなら、今回ご紹介したターゲティングについてや必要な要素など基本的な情報は必ず押さえておく必要があります。
その上で、インスタグラムならではの特性を活かした広告を出稿してみてください!
以上、白石ふくでした。