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注目の女優・杉咲花のInstagram撮影術「夕方に部屋に差し込む光が好き」

注目の女優・杉咲花のInstagram撮影術「夕方に部屋に差し込む光が好き」
alert最終更新日から半年以上経過した記事です。

たぐいまれな演技力で映画・ドラマ・CMと活躍の場を広げる女優・杉咲花。

日経トレンディが「2015年の顔」に選出し、4月放送の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(NHK総合)、4月29日(金)公開の映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』にも出演するなど、今後も多くのメディアが注目するであろう彼女が2月よりInstagramをスタートした。

そのアカウントを覗くとまず驚かされるのが、写真家が撮影したようなハッと目を引く美しい光だ。杉咲がInstagramを使う上でのこだわりポイントを聞いた。

Instagramを使い始めたきっかけ

――杉咲さんがInstagramを始めたのはいつからですか?

「今年の2月に入ってからです。ですから、まだ始めたばかりですね」

――撮影したいと思うのはどんな瞬間ですか?

「私はフィルムカメラで写真を撮るのが好きなんですけど、それを載せたり、動画を撮影して載せています」

――デジタルではない、アナログならではの質感がありますよね。動画では川の水面がキラキラと輝くものが印象的でした。

「キラキラしているものを撮るのが好きなんです。あの動画は投稿したなかでもかなり気に入っています」

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――世の中にはいろいろなSNSがありますが、杉咲さんから見たInstagramの魅力は?

「若い世代のみなさんがたくさん参加している印象なので、情報が届きやすいところだと思います。ブログでもアナログ写真をアップしていますが、インスタはそのなかでもより選んだものを載せています。ブログの場合は、多く並べた写真から関連性を見ることができると思うのですが、インスタは1枚が独立しているので」

――杉咲さんは野村萬斎さん主演の映画『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』に出演していますが、この映画は人の感情を読み取る能力が大事なキーになっていますよね。Instagramもコメントで直接多くの感情に触れあう場です。

「実はインスタがファンの皆さんの生のコメントを見ることができる初めての機会なんです。顔が見えないですけど、私にメッセージが直接来る。私の出演した作品を観て『よかったです!』と感想を送ってくださるのがとてもうれしくて。インスタを始めてよかったと思いました」

――劇中でのスキャニング能力は物や場所に残った残留思念を読み取る能力ですが、もしその力が身についたら真っ先に何を知りたいですか?

「人の感情がわかるなら、話している相手みなさんのことが知りたいです(笑)。私って声も小さいし、喋るのが遅いから『早くしてよ』って思われているんじゃないかって…」

――思ってないです(笑)。では、今作のなかで好きなシーンはありますか?

「劇中で木村文乃さんが何者かに襲われて、倒れる瞬間です。このシーン、木村さんが本当に美しいんです。この写真を撮ったカメラマンさんが、後日私に見せに来てくれたんです。私もすごくお気に入りです」

写真を撮る時のこだわりポイント

――では、杉咲さんが写真を撮る際のこだわりのポイントや、共通点はありますか?

「太陽が出ているときによく撮影します。日当たりが好きです」

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――確かにInstagramでの写真も光がとてもキレイです。

「それから、夕方に部屋に差し込む光もとても好きです。暗い場所に日差しが透かしている風景も。今後、特にどんな写真をアップするかは予定していませんが、これからもふとした瞬間の美しい光を収めたいですね」

――ちなみに『スキャナー』の撮影中で良い光は見つけられました?

「いえ。撮影が真夏だったので、光というより、ただただ暑かった(笑)。萬斎さんは役柄的に最初、厚着で外を出歩くのですが、見ていて大変そうでした。でも、カメラが回ると涼しい顔に戻るのでやっぱりすごいな、って思いました」

――杉咲さんは完成した作品を客観的に観ることができますか?

「1度目は、当事者として自分の演技が気になってしまいますね。ただ、2回目はちゃんと楽しんで観ることができます。私は自分が関わらせていただいた作品が好きなので、何度も観ます」

演じるうえで大切にしているところ

――演じるうえで大切にしている点は?

「演じることすら忘れる自然さを持つことです。セリフや行動は決められているけど、段取りとして動きたくない。水を飲むシーンがあったとしたら、台本に書いてあるからそう動く、って考えて演技したら見ている人は面白くないと思うんです」

――そんな瞬間って、女優業のなかでどれくらいあるのでしょうか?

「私の場合、まだほとんどなくて、時々あるくらいです。でも、後から見直してみたら、もっとできたんじゃないかって考えてしまうこともあります。そうしたことをずっとメモしているんです。現場でうまくいかなかったことや、大事だったことを」

――後でそのメモを見直すこともありますか?

「はい。うまくいかなかったことを思い出して落ち込むこともありますけど(笑)」

――今作の撮影中には、メモにどんなことを書きましたか?

「今作では、私の役はピアニストの設定です。とにかく何度も練習をして、弾きなおして『これで大丈夫なんだろうか?』って不安だらけでした。メモはそんなことばかりです」

――とても上手で、もともとピアノが弾ける人なのかと思っていました。

「本当ですか! そう言っていただけたら本当にうれしいです。よかったです」

杉咲花出演の映画のお知らせ

【日程】
「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」
4月29日(金・祝)全国ロードショー

【出演者情報】
出演:野村萬斎、宮迫博之、安田章大、杉咲花、木村文乃、ちすん、梶原善、福本愛菜、
岩田さゆり、北島美香、峯村リエ、嶋田久作、風間杜夫、高畑淳子
監督:金子修介
脚本:古沢良太
配給:東映
© 2016「スキャナー」製作委員会
公式サイト:http://www.scanner-movie.jp/

この記事を書いた人

森田浩明

森田浩明

2010年より執筆活動開始。エンターテインメントからストリートカルチャー、ロボット工学まで多彩な分野を手がける雑食ライター。また、音楽家や写真家、タレントを中心にインタビューも年間50本以上をこなす。

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